こんぴら狗(いぬ)

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さて先週末、めでたしめでたし…で、こんぴら参りを書き終え
て写真を確認した中に道中の石段、431段目にチョコンと座って
いた愛らしい銅像がありました。こんぴら狗(いぬ)のゴンです。
※ 絵本のモデルでこれは実在した犬ではございません。
以前、戎さんが伊勢参りの代参犬の「おかげ犬」のおはなしを
書いたのを覚えていますか? 片野はこんなお話しが大好き!
これと同様、こんぴらさんにも旅立つ犬がおりました。

江戸時代の庶民は自由に旅ができませんでした。
でも神仏への参拝の場合はその限りではなく、「お伊勢参り」や
「讃岐の金比羅(こんぴら)参り」などは一生に一度のイベントと
され…でも東日本から伊勢や四国への旅は遠すぎて、多くの人々
には果たせぬ夢でした。長旅ができない代理参拝を依頼する「代参」
と、その代参を関所を手形無しで通過できる(笑)飼い犬に頼むという
驚き!の手段が…。
犬の首に「こんぴら参り」と書いた袋を下げ、中に、飼い主を記した
木札、道中の餌代などを入れて讃岐方面への旅人に託します。
犬は旅人や街道・宿場の人々の世話を受けながら、「こんぴらさん」
まで連れて行ってもらうのです。人情無きにして成り立ちませんよ!

このように託されて讃岐方面へと旅をする犬を「こんぴら狗」と
よびました。金刀比羅宮に着いて、お宮で「御神札」を首の袋に
入れてもらって代参をすませた犬は再び街道筋の人々の世話になり
ながら飼い主の元に戻るのです。えらいぞぉ~❤
犬の健気さや人々の優しさに涙があふれますっ!
これぞ、ホントのめでたし、めでたし♪

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